JARL第5回定時社員総会報告③

みなさんこん**は。

すっかり間が空いてしまいましたが、JARL定時社員総会報告の3回目、今回が最終回です。

さて、前回までに3つの議事についてのご報告をしましたが、議事、終了後、準備書面への回答という形で報告事項が
取り上げられました。
報告事項には平成27年度事業報告、平成28年度収支予算、平成28年度事業計画が含まれます。
平成28年度の予算および事業計画については議事ではなく「報告事項」となっているため執行部は社員総会の議決を得る
必要がありません。
私もいくつかの他の団体で役員、事務局様々な立場で総会に出席することがありますが、新年度の予算や計画を審議
できないのはJARLのみです。これは他の社員からも質問が出されましたが事務局からは「定款上、そうなっている」という
説明があったのみです。

さて、今回は36名の社員から122ページに及ぶ大量の準備書面(事前質問)が出されていたため延々と事務局が回答を
読み上げるスタイルになりました。
私の準備書面については以前にも掲載しておりますが、再度掲載いたします。
社員総会準備書面JE6HCL

このうち②の報告事項関係ですが、事務局からの回答は以下のとおりでした。
「QSL・SWLカード転送関係」
【質問1】に対して。
【回答】郵便の割引は無いため負担増となっている。

【質問2】に対して。
【回答】2ヶ月ごとに1,000件の会員に対して、ダンボール箱でQSLの転送を行っている。年間だと2万6千件となり会員の4%に
あたる。発送方法については50g未満が定形郵便、~250g未満が定形外郵便、~1kg未満がレターパック、
1kg以上がダンボール箱で定形外郵便、2kgを超えると佐川急便の信書便。

【質問3】に対して。
【回答】JJ1WTL本林氏の質問で回答しているため省略。

「平成28年度事業計画」
【回答】次世代育成の取り組みとして、パンフレットの作成、JARDに協力して新人育成をしている。日本無線協会が行う試験
へのJARL職員の派遣。などをおこなっている。

準備書面への回答のみで1時間半も経過する中でしたので、追加の質問をすることは残念ながらできず、消化不良でしたが、
特に電子QSLの問題はLoTWのようなログの照合は行わず、単なる電子メールでのQSLのやり取りに留めるイメージのようで
す。
結局のところ電子システムでのログ照合によってアワードの申請ができるというようなことにはならないようで、システムが
スタートしたとしても相変わらずごく一部の会員のみが大量の紙QSLを交換し続ける状況は続きそうです。

毎回QSLが箱で届く会員は定形外郵便1kgの送料(870円)だけでも年6回転送で5,220円。7,200円の会費の大半の元が取
れるわけですが、それほどQSLのやり取りをしない会員との差は送料だけでも大きいわけです。
私自身はもちろん毎回2kgを超えるQSLのやり取りをしておりますので佐川便ですがHi

昔のようなQSL転送費用の従量制を提案した意見も出ましたが、事務局からは「事務量が多くなり、かえって負担増」との
回答でした。

紙QSLの大幅削減による赤字解消はなかなか道が遠いようです。

事務局から、JARLが長野県に所有していた土地(山林)の買収がようやくまとまりそうだという報告がありました。
また赤字解消のため毎年取り崩している「会館建設積立資産」については今後名称変更が図られるようです。

やはり身の丈にあった運営がされなければ組織に未来はありません。
積立金はそれこそ次世代の育成やアマチュア無線の普及に使われるべきでしょう。
今回の社員総会終了と同時に社員の任期も終わりました。そして翌日から次の任期に入っております。
無投票ではありましたが、引き続き力を尽くしていきたいと思います。

お知らせですが今週7月16日(土)~17日(日)は恒例の関西アマチュア無線フェスティバル(関ハム)が大阪府池田市
で開催されます。今年ももちろん行きます!会場でお会いしましたらよろしくお願いいたします。
KCJブース等をうろうろしていると思います。
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JARL第5回定時社員総会報告②

みなさんこん**は。

さて、昨日に続き、定時社員総会の報告をいたします。
昨日、第1号議題可決のところまでご報告いたしましたので、5分ほどの休憩を挟んで再開された後のことを書いていきます。

休憩後の15:00に議事が再開され、第2号議題 役員選任の件についての審議となりました。
先の選挙で選ばれた"理事候補者"15名と推薦理事2名、監事2名に対する役員選任が協議され、協議に先立って各社員には事務局から理事候補者の略歴が配布されました。略歴には氏名、生年月日、最終学歴と簡単な職歴等が記載されておりA4版裏表2枚の資料です。この資料は個人情報ということで当該議事終了後、記名の上、回収されますが、カメラで堂々と撮影されている社員もいましたHi

さて、選任方法について議長から個別議決とするか一括議決とするか諮られました。「一括で良いだろう」という発言が多かったわけですが、3エリアの社員を中心に「個別にしろ」という声が上がり、個別議決を希望する社員が複数いたため規則に基づいて個別議決(挙手採決)とすることが決まりました。
ただ今回は前回までとは違って大きな混乱等は無く、一番、賛成が少なかった候補者でも7割以上の社員が賛成に挙手しましたので15:34に19名全員が選任されました。

私は全ての候補者に賛成挙手しております。

個人的には理事にふさわしくないのではと思う候補者もおりましたが、他エリアの地方本部区域選出の候補者であったので、そもそも投票権が無かった候補者に対して、拒否するのはその地域の会員の声を無視するという意味ですべきでないと考えました。

続いて第3号議題 定款の変更の件に移り、山之内会長が主旨を説明しましたが、実に呆れるものでした。
まず変更の内容を簡単に書きますと「名誉会長職」を置き、「名誉会員(※名誉会員は現在1名のみ)」中からそれを選ぶというものです。
その理由として山之内会長から「先日、読売新聞で原昌三元会長(JA1AN)によるアマチュア無線の連載があり、社会的な反響が大きかった。88歳になられてなお政財界とつながりがあり、今後もそうしたつながりを生かして欲しいと考えている」と言う事でした。
つまり私が準備書面(事前質問)で指摘したとおり、特定の個人のために定款を変更するという内容でした。

これに対しては私をはじめ反対意見が続出したわけですが、中には「定款変更によって将来、ノーベル賞を受賞した天野浩さんのような方を名誉会長にすることも可能となるので大賛成」という意見もありました。
無給の名誉会長職を置くこと自体は必ずしも反対ではありませんし、仮に天野さんのような人物がそうした肩書きでアマチュア無線の振興に協力していただけるなら私も大賛成です。
しかし、今回の定款変更は「JA1ANさんのためのもの」ということをはっきりと山之内会長が明言されている状態でしたので、議論に値しないと思いました。
アマチュア無線の振興とは関係の無い個人顕彰である上、「名誉会長候補」の人物は現在のように莫大な赤字が毎年続き、組織が消滅に向かう原因を作った張本人だからです。むしろ「不名誉会長」ならばふさわしいかもしれませんHi

さて、定款変更には出席社員の2/3にあたる85人(委任状含む)の賛成が必要ですが、事前に議長から「仮に賛成が83または84となった場合には採決に加わらない正副議長が加わって判断する」ことが報告されました。

採決は挙手によることとなり、事務局職員が座席各列を回り賛成者の数を往復して2度、数えることとなりました。
結果は賛成58人で16:00に否決となりました。

もちろん私も上記の理由により反対いたしました。否決された後の山之内会長の写真は撮りませんでしたが、苦笑いされました。

(続く)

JARL第5回定時社員総会報告①

みなさんこん**は。

このブログでもお知らせしたとおり、先週、6月26日(日)東京で行われた第5回定時社員総会に出席しました。
総会での決定事項や新役員等についてはJARLのホームページで公開されていますので、そちらをご参照ください。
http://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2016/2016_news-6.htm#0620

さて、今年も3回ほどに分けて、私が見た総会の様子をお知らせしたいと思います。
会場は前回までと同じ都庁に近い新宿中央公園すぐ西側のベルサール西新宿です。
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席はこれも昨年同様、一番後ろです。
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総会の開会に先立って会員が増加した支部の表彰がありました。
開会は予定通り13:00。定年によって退職するJA7AIW 山之内会長が挨拶されました。
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会員増強キャンペーンのお陰で減少幅が最小だったと話しておられました。

そして出席社員の中から議長・副議長の選出。
今年はJA1STY鈴木氏が議長、JH1NLL安部氏が副議長に指名されました。

続いて総会成立審査があり、社員数127人に対して12:50現在の出席116、議決権行使書面4、委任による出席1の計121で、
総会が成立している旨、事務局から報告がありました。

議事の1つめ第1号議題は平成27年度決算の件でした。
今年は準備書面(事前質問)が私を含め36名から提出されており(昨年の2倍)、その回答という形での議事進行となりました。
第1号議案に関しては「創立90周年事業」に関する質問が中心で、費用対効果を尋ねるものが多くありました。
事務局からの説明によれば500万円ほどの予算を投じ、650万円ほどの収入があったとのことでした。

そして、ここから議事が進まなくなったのですが・・・
3エリアの社員から、関西アマチュア無線フェスティバル(関ハム)の補助金に関する位置付けについて質問が出されており、山之内会長との間に延々、かみ合わない議論が交わされました。

関ハムに対しては毎年、JARLの「広報費」から50万円の補助が出ているそうですが、昨年度は関ハム側が応募もしていない
「会員増強企画」に位置付けられたいうものです。
関ハム側は「イベントはアマチュア無線の振興が目的で会員増強では無いので、この項目での支出はおかしい」という主張でしたが、会長側はそれに関する明確な答弁をせず、延々とやり取りが繰り返されました。

どの費目からカネを出すの出さないのなどと言う話はおよそ一般会員に取れば関係無い話で、また関ハムに行く人間も会員の割合にすればごく僅かなわけですので、これは聴いていて実にくだらないやり取りで、極めて時間のムダになったわけです。

議事運営も昨年のJH1LWPさん等は非常にスムーズな運営をされていましたが、今年は議長経験が浅い方のためか、なかなか上手く進められなかったようです。

結局、挙手による採決が行われ、14:52、賛成多数で第1号議題は可決となりました。
私も賛成に挙手しております。

昨年から比べ少し改善が見られたのは、昨年度の総会で提案があった決算書類でした。
これまでは国の指示に従って、公益目的等3つに分かれたバラバラの書類で、いちいち計算しないと全体の数字が見えませんでしたが「参考資料」として全てトータルした数字の表が示されていましたので、社員としては分かりやすくなっていました。
なお、昨年度も6,000万円の赤字です・・・。

(続く)

JARL第5回定時社員総会 準備書面

みなさんこん**は。

先週は仕事がQRLLでEスポシーズンでしたが無線はちょこっと家から遊ぶ程度でした。
さて、年1回のJARL定時社員総会が6月26日(日)午後、東京で開催されます。
そこで、その準備書面(事前質問)を今週初めに提出いたしました。

今回の総会議題は第1号議題 平成27年度決算の件、第2号議題 役員選任の件、第3号議題 定款の変更の件、以上3つが用意されており、報告事項として(1)平成27年度事業報告、(2)平成28年度収支予算、(3)平成28年度事業計画、が予定されています。

前年度は「創立90周年事業」(先週日曜日6/12が"その日"でしたが、"90Y"局もあちこちQRTで盛り上がらず終わりましたね・・・)を中心に色々ありました。
言い出したらキリが無いのですが、総会の時間にも限りがあり、やたら質問をしたところで最後は雑な答弁に終始されてしまいますので、準備書面はA4、1枚にまとめました。

社員総会準備書面JE6HCL 
特に定款の改正は名誉会員の中から名誉会長を置き、アマチュア無線の活性化につなげるというものですが、名誉会員は現在1名(長年JARL会長をされたH氏のみ)、ここから名誉会長を置くというのは全く解せない話です。
この点については他の社員からも色々と意見が出そうですが・・・。

そして、会員の大きな関心事であるのがQSL転送の関係でしょう。QSLの転送だけが目的でJARL会員になってます。という方も多くいらっしゃると思います。
"島根ビューロー"では毎月100万枚の紙QSLカードの仕分けと転送が行われているわけですが、その費用たるや膨大。
昨年度は「QSLカードが信書便かどうか」という問題で発送方法が変更となり莫大な予定外の送料負担が生じました。

もう世界的にはLoTW(ログ照合システム)や電子QSLの普及でアワード申請等もペーパーレス化が進んでいる時代です。
いつまで紙でやってんの?と思いながらも、私も紙QSLには愛着がありますHi
バンド・モード、QTHの重複分でも構わずQSLを送られる方もおられますが、もう少し効率化したいところ。

電子QSLについては昨年の総会でも質問したのですが、結局、1年経っても何ら議論や方向性が見えない。
ARRLにように国内同士のQSL転送は廃止、とまではいなかくても電子QSLの普及で少しでも紙QSLを減量したいと思うのですが。

私の中では紙QSLを半減させて、浮いた分を赤字の穴埋めや新規事業に回して赤字財政からの脱却、若年層への支援の財源としたいと思っています。財源なくして何らかの事業をやるのは不可能です。

それで"スカスカ"でも送られてくる「箱」が発送方法としてそもそも妥当なのかどうか(以前のブログでも書きましたが・・・)、数十枚程度しかQSL交換をしないほとんどの会員との不公平感の具体的根拠。このあたりも明らかにしたい。

そういう思いを持って準備書面を作成しました。
準備書面はあくまで「優先的に回答を受けられる」という種類のものですので、当日の質問ももちろん可能です。

選挙制度から始まって、九州だと宮崎県支部長の長期不在など、あらゆる問題がありますが、そういう状況にも関わらず、昨年、初めて総会に参加して一番強く思ったのは”出席社員の2/3は何ら発言することもなくイスに座ってるだけ” という事実。
旅費や会場使用料など総会には360万を超える大きな予算がかかっています。赤字財政のJARLにあって、出席される方はその意味を考えていただきたいと思います。座ってるだけの社員を全てクビにするならあと2回は実のある会議が開けますよ(苦笑)

皆様方のお近くで社員の方を見かけたらぜひ、"ケツを蹴り上げて"奮起をうながしてくださいね。

JARL社員総会報告③

みなさんこん**は。
しばらく仕事がQRLでブログアップできずでした・・・。

この間、ALL ASIAN DX(CW)と7月4日~5日は6m AND DOWNコンテストに参加しました。

さて、JARL社員総会報告の続きですが、議案の採決に続いて休憩を挟み本来は執行部からの報告事項ですが、執行部からは準備書面および当日質問に答える形での報告となりました。

その中で一番注目されたのはQSL転送に関わるクロネコヤマトの引き受け拒否問題ではないでしょうか。
既に様々なところで報じられていますが5月分から突然、クロネコヤマトがQSLの配送を拒否し、ビューローからのQSL送付は郵便に変更されています。
この問題が起こる前から既にメール便は9月に終了することが発表されていましたが、その間の送料について事務局から現行1,200万円が2倍またはそれ以上に増加するとの見通しが示されました。
これは一部会員からのクレームによってクロネコが転送拒否することとなったとのことで、当然「この会員を除名せよ」と言った声が総会会場でも出されたわけです。
ただ、クロネコが拒否に至った理由はQSLカードが「信書」にあたるかどうか。という所で総務省は「信書にあたる」と見解を示しています。
信書(一般信書)は現在、わが国において日本郵政しか扱えないのでクロネコはこれを理由に取り扱いをやめたわけです。
JARL事務局としてはQSLカードは信書に当たらないと考えていたようですが甘かったと言わざるを得ません。

ではクレームをつけた会員、総務省の見解を確認しなかったJARL事務局、どちらが悪いのかという話ですが、どうでしょうか。

私もこれまで様々な行政の現場で仕事をしましたが行政担当も人間。一般の利益になることであればあえて行政側からとやかく言うことはしません。ただ文書等で公式に見解を求められれば、法規に基づいて、拒否というようなことは多々あります。
ですからこの問題はまさに「藪ヘビ」なのです。
一部クレームをつけた会員は何がしたいのでしょう。何らの利益にならない。「穿った正義」だと言わざるを得ないでしょう。

今回は私は準備書面は用意しなかったのですが、以下2点事務局に申し上げました。
1 電子QSL導入についての現状報告を求めました。
事務局(専務理事)から「現段階では委員の選任にあたっている」との回答がありました。
既にeQSLやログ照合システムLoTWなど世界はQSL電子化の流れにあります。
私は紙QSLの良さを否定はしませんが、QSLは基本的に電子化し、紙QSLを希望する場合は従量制にするのが理想だと考えています。それによって莫大なQSL転送費用を抑えることができるでしょう。今後もこの動きに注視していきたいと思っています。

2 若年ハムの育成について(意見)
会長から「若年ハムのために入会金を半額にした。」という報告がありましたが、20歳未満の会員が一体どれだけいるというのでしょう。平成26年度で正員、家族会員含め僅か549人(正員355人)です。会員全体の1%に満たない数です。

半額免除と言わず18歳までは会費全額免除、あわせて18歳未満の新規入会者には抽選でリグ、アンテナをプレゼントぐらいやったらどうですか!と言ってきました。
隣の席の8エリアの社員の方に「すばらしいご意見でしたね。」と褒められましたHi

冗談抜きにそのぐらいやってもらいたいもんです。

報告はひとまず今回で終了といたしますが、書面および当日質問をおこなった社員が少なかったことに驚きました。特に各支部長が社員になっているわけですが、全般的に質問が少なく感じられました。
当然のことですが支部長は支部のトップですから、社員として全体の総会に出る現行制度自体がおかしいのかなと思います。仕事のターゲットが少し違う。
わが国の政治の世界では地方の首長が国会議員を兼ねることはできません。同様にJARLの制度も支部長と社員は役割分担が必要でしょう。
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